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新しいイチゴ栽培 

 

 

方針

 

近年の果実類の品質および収量低下、病害虫の発生増加の原因は、

1.                  肥料成分を把握しない、堆肥の偏重使用。

2.                  有機質肥料の利用による、窒素肥料の過剰施肥。

3.                  元肥主義による冬季の施肥不足。

4.                  気温上昇期(3月以降)の元肥有機チッソの無機化によるチッソ過剰。

が、主な原因と考察する。

近年のイチゴ栽培の特徴は、

1.                  晩夏の高温期に定植。             

2.                  冬の低温期収穫。

3.                  春の気温上昇期にも収穫を行う。

すべての季節をまたがり栽培することに特徴があり、また定植期にはチッソが少ないことが花芽分化の促進に不可欠であるにも関わらず、元肥重視の施肥法に問題がある。

その為の方針として

元肥           N 10kg、P 10kg、K  5kg

第一花房着荷後      N  4kg、P  8kg、K  8kg

収穫直前         N  4kg、P  4kg、K  8kg

3月初旬  生育旺盛   N  ナシ  P  4kg、K  4kg

      生育矮小   N  4kg、P  4kg、K  4kg

上記の基準に施肥方法を改め、生育の状況に応じて、水溶性の化学肥料を追肥する。

 

土つくり

 

堆肥をまぜた君にすることにより、チッソの投入を最小限にし、リン酸型の土壌を実現し、花芽分化、発根促進し、ケイ酸が病害抑制土壌を招来する。

スサノオのキチナーゼ酵素が、糸状菌の発生および占有を阻害することにより、放線菌型の土壌環境を実現し、土壌病害の発生を抑止する。また、耐熱性酵素が毛細根と菌根菌の発生を促進する。

品質をより上昇するには、有機での土つくりから、ケイ酸での土つくりに移行することにより、土壌酸素の維持による発根と、リン酸肥効の発現を導くことが出来る。

 

元肥

 

花芽分化の促進のために、夜冷が行われているが、それと同じ効果があるのが定植圃場の低チッソによる花芽分化促進と、リン酸による花芽分化促進を採用する。

その為には、チッソ元肥を15kg以下とし、圃場EC によっては、10kg程度にする。

また、リン酸を過燐酸石灰で施肥すると共に、亜リン酸(PSダッシュME)の葉面散布を行う。

 

栽培管理 定植〜第一花房収穫前

 

定植時に、PSダッシュME 1000倍、スサノオ100倍の溶液にドブ付けする、これは、定植後の花芽分化の促進、着果促進、糸状菌抑制による、発根促進、病害低減に効果がある。

定植後、亜リン酸の葉面散布を定期的に行い、栄養成長を良好な生殖成長に誘導することにより、花芽分化を多くし、果実をたくさん結実する。

最初の結実時に、葉色、葉形、新葉の発生により、N,P,Kを追肥する。

生育強く、葉色濃い場合には、リン酸、カリ主体の化成肥料で追肥する。

葉小さく、葉色薄い場合には、チッソを化成肥料で追肥する。

 

収穫直前

 

年明け後の厳寒期の収量低下は、温度が低いことが最大の原因であるが、葉の同化養分の少ないことが、花芽分化を低下させている、この後地温の低下による、土壌肥料の吸収不足が最大の原因である。

したがって、作業の忙しくなる、収穫直前に、冬季のなり疲れを最小限にするために、十分な葉面積と同化養分を蓄えさせることが、全体の収量増加の為の必要なプロセスとなる。

ここで、注意すべきはその追肥のチッソが春の地温上昇期には残らないようにすることが絶対に必要である。

その為に使用する肥料は、水溶性の化学肥料、硝酸アンモニウム(硝安、ニトロ)が推奨品であるが、硫安でも一定の効果は発揮できる、ここで大事なことは、地温が低いということは、土壌中の微生物の活性が低いか休眠することで、有機窒素の肥効はまったく期待できない為、なり疲れを発生させる要因となる。またその発揮できないチッソは、3月以降に負の要素として、品質低下、病害虫発生の原因となる。

高温期の多チッソ元肥と低温期の即効性チッソ施肥の皆無が、多収量と春の品質維持を阻害しているように思われる。その裏には有機物での土つくり信仰が隠されており、または障害を与えている。

低温期の化成肥料の的確な追肥こそが、高品質多収量のイチゴ栽培の最大のチャンスであり、絶対必要な作業であると考えます。

その為には、収穫直前の土壌分析(最低でもEC、PH)を行い、即効性で水溶性の化学肥料で、足りない生育条件を最良の状況に導く、チッソ、リン酸、カリの的確な比率での施肥が必要であり、その量は、そのときに検討し決定する。

 

果実のために

 

果実が、葉から糖分を吸収するには、シンクアクティビティ(シンク能力)を最大限に高める必要があるが、これは、葉やクラウンから糖分を送ってもらうだけでなく、果実自身が葉やクラウンから糖分を吸込む能力のことをいい、その動機は、すべて受精着果のリン酸効果にかかっている。

茎葉に蓄積された同化養分の比率が、花芽分化を動機つけるように、夜冷の効果はC/Nを高めることであり、定植時の低チッソもC/Nを高めることとなる。

同様にリン酸の施肥によるP/Nを高めることは、栄養成長から生殖成長への良好な転換の大事な動機付けになることから、生育期間をリン酸型に誘導することがシンクアクティビティ(シンク能力)を

最大限に高めることとなる。

 しかし、良好な葉面積が確保されていないと、上記の事も実現できない。葉の形態や、葉色、新葉の発生のバランスがイチゴ自身の同化養分の的確さへの現れであるので、その形態に従順に従い、その形態がどのような原因(肥料のNPKのバランスと日照)で発生しているのかを把握することが何よりも大事である。

有機物の施用は、NPKなどの肥料成分の発現の予想を裏切ることが多く、また予測することは、非常に困難な場合が多い、水溶性の化学肥料の挙動は、非常にわかりやすく反応するため、イチゴの形態変化と肥料の関わりを認識することが可能となり、追肥による対策を立てやすくなる。

また、少な目の追肥により、結果の反省をすぐに反映することが出来る。

消費者の安全思考や健康志向の高まりは、有機栽培で答えられるような錯覚に陥るが、品質の低下や食味の悪化の原因は有機窒素の残留による、弊害であり、チッソの挙動の把握で、その食味を向上させることが出来る、その理由は、チッソをきることにより、糖分の移行を高めることが出来るもので、収穫期のカルシウム施肥がそれを実現できる。

収穫期、特に果実の着色期から、果実の糖度上昇と棚もちを良くする為に、カルシウム(PSカル)の葉面散布を行う、その時、亜リン酸と、ホウ素の同時散布も行うことで、後続の花芽分化を促進しながら、糖度をあげることが出来る。

 

 

イチゴ栽培チャート図 ※本文のみをすべて選択でコピーしワードで利用してください           

       推奨資材   

                           スサノオHSP       20g/10a     キチナーゼ酵素

             まぜた君          30袋/10a     リン酸質堆肥                                 

                          ソフトシリカ        10袋/10a     2:1型モンモリロナイト粘土

             PSダッシュME      1,000倍 葉面散布  亜リン酸液肥

             PSカル       1,000倍 葉面散布  EDTAキレートカルシウム

             元肥、追肥      化成肥料、単肥、混合  

                               問合せ ()バイオマスジャパン 

                                          松元信嘉

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